源治たちが去って戦国化、鈴蘭高校を新たに制覇する者は
キャスト＆スタッフを一新し、主演に東出昌大、監督に豊田利晃を迎えたシリーズ第3作。
小栗旬演じる滝谷源治の卒業から1ヵ月後の鈴蘭高校で、
再び空位となった頂点を争そうバトルが開幕。
頂点に興味が無い転入生の鏑木（東出）と彼をライバル視する
新入生の加賀美（早乙女）、最右翼と目される強羅（柳楽）らが熾烈な戦いを繰り広げる。
長回しやスローモーションを効果的に配した豊田監督ならではの演出で、
印象に残るシーンが満載です。
登場人物それぞれのバックグラウンドや、
"闘いたくない"鏑木を主人公に据えた新機軸も激闘のドラマに奥行きを与えています。
豊田監督の代表作『青い春』の主人公も、奇しくも男子校の不良たちだった。
だが作品を覆う空気は、行き場の無い閉塞感と鬱屈です。
鏑木たちが純粋に強さを追い求め、
苦悩や葛藤を抱えながらも自力で現状を打破していく本作品は
『青い春』と表裏をなす作品とも言えるかもしれません。
東出昌大、早乙女太一、永山絢斗ら若手俳優のケンカアクションが熱い。
東出は恵まれた体を生かし、相手を一撃で叩きのめす圧倒的なパワーを見せ付けます。
相対する早乙女は、しなやかな体さばきでスピーディなケンカ殺法を披露してくれます。
クライマックスの二人のタイマン勝負のほか、大勢が入り乱れるバトルもド迫力です！
2014年/日本
監督：豊田利晃
原作：高橋ヒロシ
出演：東出昌大、早乙女太一、勝地涼、KENZO、深水元基、やべきょうすけ、高橋努、
浅見れいな、高岡早紀、板尾創路
小栗旬×三池崇史監督の第1作
『クローズZERO』
原作コミックの前日譚に当たるオリジナルストーリー。
不良高校、鈴蘭の制覇を巡る少年たちの激闘。
綾野剛、三浦春馬出演の第2弾
『クローズZEROⅡ』
源治や芹沢多摩雄らがなお一枚岩になれない鈴蘭に、"殺しの軍団"鳳仙学園が侵攻してくる。
ケンさんやリンダマンといった、おなじみのキャラが新たな一面を見せます。
鈴蘭を心底愛するOBで元ヤクザのケンさん（やべきょうすけ）が、
本作でも鏑木や加賀美に影響を与える重要な役回りを演じています。
社会人になった鈴蘭OBの牧瀬（高橋努）、
源治の最大のライバルで鈴蘭の眠れる怪物、リンダマン（深水元基）も健在です。
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